新型コロナウイルスの感染拡大予防のため，日本感染管理ネットワーク北海道支部道南ブロックと連携し，道南ブロックに所属する感染管理認定看護師さんが各施設に赴き，感染症に対するアドバイスを行う事業を取り行いました。

函館市内の対象施設（介護老人福祉施設，介護老人保健施設，介護医療院，特定施設入居者生活介護，認知症対応型共同生活介護，地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護，地域密着型特定施設入居者生活介護）より希望を募り，令和２年８月７日～９月３０日にかけて施設訪問を行いました。

施設訪問では，施設内を見せていただきながら，手指消毒液の効果的な使い方や手洗いや掃除，ごみ箱や陰部洗浄ボトルの取り扱い，面会など様々な疑問に対してのアドバイスをしていただきました。施設ならではの娯楽（カラオケや敬老会など）についてのお話もあり，入居者さんの日常生活を少しでも維持できるかたちでの対処についてお話を伺うことができました。訪問後には，各施設から感染管理認定看護師さんへの感謝の言葉とアドバイスに沿い感染対策に取り組んでいる旨のお手紙やお言葉を頂戴し，関係者一同励みになりました。

訪問先の施設からいただいた貴重なご意見やご質問には，感染管理認定看護師の皆さんが報告書として回答しアドバイスをしてくださいました。
他の介護事業所の皆様にも参考にしていただければと思い，内容を取りまとめ【新型コロナウイルスに関するQ&A】を当センターのホームページで掲載することになりました。

今回の施設訪問により，感染予防について正しい知識を得て「正しく恐れる」ことができ，職員の皆様や入居者様が安心して生活できる一助となることを願っております。

訪問施設風景